2018 年 Annual56 巻 Abstract 号 p. S223
日本人の身体活動度の性別,年齢別の週内変動に関する基礎情報を得るために,ホルター心電図ビッグデータ・プロジェクトにおいてホルターレコーダ内蔵加速度センサによって記録された,男性33,840例,女性42,108例の24時間活動度を,性別,年齢別,記録日の曜日によって集計した.両性とも成人では有意な週内変動が観察され,24時間の身体活動量の平均は,月曜日が最も高く,次に木曜日(月曜日を100%とするとき男99.0%,女99.4%),火曜日(97.8%,98.9%)と水曜日(95.7%,98.2%)が中間,金曜日(96.1%, 97.7%)と日曜日(93.5%, 97%)が低く,土曜日(90.4%, 91.2%)が最も低かった.日本人の身体活動量には10%程度の週内変動が存在することが示唆される.これに加えて,健康寿命の地域差に対するPA週内変動も検討していく。